タシケント-ブハラ間で高速鉄道「アフロシヨブ号」が運行開始
我らの祖国独立25周年を目前にした2016年8月25日、タシケント-ブハラ間で高速鉄道「アフロシヨブ号」が運行を開始した。
2011年、独立20周年を前にして、ウズベキスタンではタシケント-サマルカンド間を往復する中央アジアで初の高速鉄道「アフロシヨブ号」が運行を開始した。その後も別区間での整備が進められ、2015年にはマラカンド-カルシ間の鉄道が電化されるとともに、カルシ行き「アフロシヨブ号」も操業開始した。
2015年3年26日付サマルカンド-ブハラ間鉄道電化プロジェクトならびに高速鉄道設置実現に関する大統領の決定に従い、昨年、サマルカンド-ブハラ間の既存線路の敷き換え、新規線路の敷設と電化の作業が開始された。
線路の全長は259キロメートル。プロジェクトは16カ月という短期間で、約4億USドルを投じて実施された。何千もの鉄道技師、建設作業員、専門家はあらゆる気象条件をものともせず、自然障害も乗り越えて、計画通りに作業を遂行した。
さらに、このプロジェクトの枠内で、今日の需要に鑑みて、ブハラ駅の改装も行なわれ、まったく新たな建物として生まれ変わった。この壮大な建物は、300人の乗客が収容可能であり、国際基準を満たすものである。複合施設の内部には、広くて明るい待合室、チケット売り場、託児室、医務室が設置されており、貴賓客や要人送迎のためのVIPホールも用意されている。
プロジェクトは最も偉大にして重要なる祝日に向けて完遂された。8月25日、タシケント-ブハラ間で往復高速電車「アフロシヨブ号」が操業を開始。初の乗客となったのは、建設作業員、鉄道技師、ブハラ・サマルカンド・ナヴォイ州からの代表者ならびに若者たちである。
8月25日朝8時にタシケントを発った列車は、2時間8分後にサマルカンド鉄道駅へ厳かに到着。10時30分には「アフロシヨブ号」にサマルカンド州の代表者が合流し、ブハラへの初便が出発した。
サマルカンド州、ナヴォイ州の都市部と田園地帯を抜けて、祝祭ムードをたずさえた列車は、11時40分、ブハラ鉄道駅に到着した。
これまでタシケント-ブハラ間の列車移動は7~8時間を要するものであった。しかし、この度近代的かつ快適な列車をもって、3時間20分での移動が可能となった。
ブハラ鉄道駅では、タシケント-ブハラ-タシケントを走る高速鉄道「アフロシヨブ号」の運行開始を記念して、厳粛なセレモニーが執り行われ、ブハラ州第一副知事M.アブドゥラエフ、株式会社「ウズベキスタン鉄道」代表A.ラマトフ、その他多くがこの重要な出来事と、我らの祖国独立25周年を祝福した。
わが国大統領の指導の下で行なわれた鉄道分野の改革が、このような高い結果をもたらしたことは特筆に価する。
セレモニー参加者たちは、より乗客にやさしい設備となった新駅舎を見学し、街の名所を周遊した。
この日、ブハラからタシケントへと戻る「アフロシヨブ号」も運行をした。
今回のプロジェクト実現によって、鉄道の輸送能力は36パーセント増加し、大幅な運転コスト削減になるとともに、鉄道区間内に200以上の新たな雇用を創り出すと専門家は分析している。
Uzbekistan Embassy in Tokyo